聖書一日一章メッセージ集![]()
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| 堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「わたしは、良い牧者です。良い牧者は羊のためにいのちを捨てます。」 (ヨハネ10:11) 今日のヨハネの福音書10章の1節から21節では、イエス様がご自分は良い牧者であるということ、それがどういうことを意味しているのかということを、お話しになっておられます。 7節の最後でイエス様は「わたしは羊の門です。」とおっしゃっておられます。パレスチナの羊飼いは、夜、羊が帰って来て囲いの中に入ってしまった後、出入り口の所に横になり、泥棒や獣が侵入しないように文字通り門になるそうです。また、羊飼いは、羊が夕方、帰って来る時には、一頭一頭の様子を調べ、怪我をしている羊には油を塗り、喉の渇いている羊には水を飲ませたりするそうですが、9節でイエス様はご自分をその羊飼いの姿に譬えられているのです。 12節から13節の雇い人とは、当時の宗教的な指導者であった律法学者やパリサイ人たちが、人々のことよりも自分たちのことをまず第一にしているということを揶揄した表現のようです。 16節の「この囲いに属さないほかの羊」とはユダヤ人以外の人々、いわゆる異邦人のことをさしているようです。 14節でおっしゃっておられるようにイエス様は私たち一人一人のことをよく知っていて下さり、11節でおっしゃっておられるように、私たちのためにいのちを捨てて下さったお方なのです。4節の羊たちのようにイエス様について行き、9節でおっしゃって下さっているようにイエス様が用意して下さっている豊かな祝福に与かる者とならせていただきましょう。 中谷建晴 |