聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「それで、イエスが死人の中からよみがえられたとき、弟子たちは、イエスがこのように言われたことを思い起こして、聖書とイエスが言われたことばとを信じた。」 (ヨハネ2:22)

今日のヨハネの福音書2章では、イエス様がガリラヤのカナで水をぶどう酒にかえるという最初の奇跡を行われた次第とその後、イエス様がエルサレムに上られた時に起こった出来事が記録されています。
カナは、イエス様の育ったナザレの町からは北へ約20kmのところにある町です。そこにイエス様の母であるマリヤがいたこと、イエス様ご自身も招かれていたことから、親戚か何か、イエス様の家族とつながりのあった人の結婚式であったと考えられます。2節で言われているように、イエス様の弟子たちも招かれたのは、当時のユダヤでは特別なことではなかったようです。
4節のイエス様の母マリヤに対する答えは厳しいものではあっても失礼なものではなかったようです。
13節以降ではイエス様が過ぎ越しの祭りの時にエルサレムに上った時の出来事が記録されています。イエス様はその生涯の最後にも十字架にかけられるために過ぎ越しの祭りの時期にエルサレムに上っていますが、ここで記録されているのは、それとは別の時のことです。イエス様はこの時、当時の宗教的な指導者たちに対してご自身の権威を主張され、19節で記録されているように「この神殿をこわしてみなさい。わたしは、三日でこれを建てよう」とおっしゃいました。しかし、このイエス様のお言葉の本当の意味は22節で言われているようにずっと後まで弟子たちにもわかりませんでした。
イエス様のお言葉、イエス様のなさることはその時には意味がわからなくても、深い意味があり、やがてそれは明らかにされるのです。今、わからなくても、イエス様を信じ、従い抜き、やがての時、そこに備えられている祝福に与かる者とならせていただきましょう。

 中谷建晴



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