聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      ヨハネ 15章

「わたしにとどまりなさい。わたしもあなたがたの中にとどまります。」
                      (ヨハネ 15:4)

 イエスさまは、この世を去る時が来たことを知り、弟子たちに信仰の世界の奥義を語られました。そのときは弟子たちはよくわからなかったようです。前の章でも、イエスさまが「わたしは道であり、真理であり、いのちなのです。」と言われてもピリポはピントはずれの答えをしています。しかし彼らはいのちの道に導かれていたのです。この章でも、イエスさまは「わたしはまことのぶどうの木であり、わたしの父は農夫です。わたしの枝で実を結ばないものはみな、父がそれを取り除き、実を結ぶものはみな、もっと多く実を結ぶために刈り込みをなさいます。」と語られました。弟子たちはどれだけわかったでしょうか。しかし後にそのことの深い意味を悟ったからこそ、ヨハネはこの記事を書き残すことができたのです。“私たちはイエスさまに結ばれイエスさまと一つになるとき実を結ぶ人生を送ることができる、イエスさまを離れた人生は全く無意味だ”ということをイエスさまは語られたのです。イエスさまと結ばれるとき、その人のうちにイエスさまのみことばがとどまり、それが形をとりはじめ、彼は、イエスさまの名によって祈り、祈りが聞かれることを経験し、喜びに満たされ、イエスさまの愛のうちにとどまり、イエスさまとの親密な交わりの中で、神の友とされ、神のみこころを知り、自ら進んで主の戒めを守る、つまり互いに愛しあうように変えられるのです。「イエスさまに止まります。私を変えてください。アーメン。」と祈りました。

唄野隆



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