聖書一日一章メッセージ集![]()
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堺大浜キリスト教会聖書一日一章 ヨハネ 9章 「イエスは、彼らが彼を追放したことを聞き、彼を見つけ出して言われた。『あなたは人の子を信じますか。』」 (ヨハネ 9:35) この世では、何か悪いことがあると、それは誰かが悪いことをしたからだ、と考える傾向があります。生まれつき目が見えない人を見た弟子たちも、同じでした。しかし、イエスさまは、「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。神のわざがこの人に現われるためです。」と言われました。不幸をも、神の栄光を拝するチャンスだと受け止め、神の御心を求めて、彼を癒されたのです。人は言い伝えや常識で判断し、その考えを絶対的なものと思い、それでとらえきれないことは、事実であっても、否定します。この閉じられた頑なさこそ、神の恵みを退ける大きな罪です。しかも、自分では正しいと思っています。ユダヤ人たちは、なんども、この盲人は生まれつき目が見えなかったがイエスさまによって、癒され、見えるようになった、と聞かされても、イエスさまが安息日に癒されたからと言って、その癒しを認めませんでした。そういう反応に囲まれながら、目が見えなかったのに癒された人は、自分が実際に経験した事実をしっかり固持しました。宗教的な教えや世間の常識ではなく、自分の経験した事実を見つめたのです。イエスさまの癒しの御業を経験したときはまだ目が見えませんでしたからイエスさまを知りませんでした。しかし、イエスさまはその人を見つけ出し、ご自分が救い主であることを示し、彼を信仰に招かれました。私たちも主から受けた恵みをしっかり見つめ続けるなら、主ご自身が近づき、ご自身を現わしてくださいます。 唄野隆 |