聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「すなわち、神は私たちを世界の基の置かれる前からキリストのうちに選び、御前で聖く、傷のない者にしようとされました。」(エペソ1:4)

 今日からエペソ人への手紙です。エペソは、現在で言うトルコ半島の西海岸にある町で、その地方の中心都市でした。パウロは第三回伝道旅行の大半、2年3ヶ月をエペソで過ごしました。その地方の中心都市で伝道し、そこからその地方全体に福音が広がって行くのを期待するというのが、パウロが取って来た戦略ですが、その彼のやり方が最もはっきり現れたのは、このエペソでの働きでした。そして、そのパウロの働きは、実を結び、エペソを中心とするアジア州と呼ばれるその地方全体に福音は広がったようです。このエペソ人への手紙には、パウロの手紙によくあるように個人的な挨拶がありません。何年も過ごしたエペソの町ですから、そこには、彼が何か一言個人的に言っておきたい人は沢山いたのではないかと考えられます。そういう挨拶が敢えて書かれていないということは、この手紙は、エペソの町にある教会で、だけではなく、エペソの周辺の町にある教会ででも読まれることを期待して書かれたものではないかと言われています。
 また、この手紙は、コロサイ人への手紙、ピレモンへの手紙と同じ時に、牢屋の中で書かれたものであろうと考えられています。
 さて、今日の1章の3節から14節で特にはっきり語られているように、この手紙では救いが神様の宇宙的な計画の中でもたらされたものである、ということが強調されています。私たちは、自分が救われたことを、自分一人の決心によること、自分一人の個人的な出来事として考えがちですが、そうではないのです。4節で言われているように、世界が創造される前からすでに私たちの救いは計画されていたのです。その神様の永遠のご計画の中で救われたことを覚え、その神様を見上げて、神様の永遠のご計画に用いていただこうではありませんか。

 中谷建晴



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