聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「目をさまして、正しい生活を送り、罪をやめなさい。神についての正しい知識を持っていない人たちがいます。」(1コリント15:34)

 今日の第一コリント15章では、死者の復活について語られています。
 まず、1節から11節まででは、イエス様の復活がパウロの宣べ伝えた福音の欠かすことのできない要素の一つであるということと、それが多くの人々の証言に基づくものであるということが言われています。
 12節から19節からは、コリントの教会の中に、死者の復活はないというようなことを教える人たちがいたということを伺い知ることができます。パウロはそのような教えを否定し、キリストの復活が死者が復活するということの印であるということをこの後、論じて行くわけです。その中の19節や32節などで特にはっきりと言われているように、クリスチャンとはやがての復活の時に受ける報いを目当てにして、今の世界を生きる者なのです。しかし、私たちはどうでしょうか。この世の生活で恵まれることだけを求めている、この世の生活で損になること、負担になりそうなことは極力避ける、天に宝など一つも積まれていない生活に終始しているようなことはないでしょうか。
 43節から44節などでも示唆されているように復活のからだは、この世のいわゆる血肉のからだと質的には全く違うけれども、何らかの意味での連続性を持ったもののようです。ですから、どっちみち、死んだら一旦ゼロになるのだからと今のこの血肉のからだを罪で汚すならば、その結果は何らかの形で、復活のからだに永遠に跡を止めることになるのです。ですから、34節などで言われているように、そのことを覚え、罪を避け、いやむしろ御心に身を捧げる者とならせていただきましょう。

 中谷建晴



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