聖書一日一章メッセージ集![]()
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堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。」(1コリント13:4) 今日の第一コリント13章では、クリスチャンの徳、人間の持つ徳として、愛こそが最も重要であるということ、そして、愛とは本当はどういうものか、ということが語られています。 1節から3節では、どんなに凄いと思われるようなこと、どんなに立派なこと、どんなに霊的に見えるようなことをしたとしても、動機が愛でないならば、全ては虚しいというのです。だとするならば、私たち自身、どうでしょうか。一見した所、自己犠牲的な行いをしているようであっても、実の所は、人から評価されること、或いは、何らかの意味で見返りがあるということが動機になっているということはないでしょうか。 4節から7節では、愛は本当はどういうものかということが語られています。そこで、まず第一に挙げられているのは、寛容、ということです。すなわち、相手に、自分の期待、相手はこうあるべきだ、こうあって当然だという、そういう考えを押し付けないということですが、私たちはどうでしょうか。クリスチャンなら当然こうあるべきなのに、夫なら、父親なら、男ならこうであるはずなのに、妻なら、母親なら、女性ならこうあって当然だろうにと、自分の期待を相手に押しつけている、或いは、押しつけることができない場合、相手が期待通りでない場合には、裏切られたとか、失望したとか、傷つけられたとか言っている、そんなことはないでしょうか。それは自分自身が如何に愛のない者かを示しているだけのことなのではないでしょうか。 寛容、ということ一つ取ってみても明らかなように、私たちは本当に愛のない者です。そのような愛のない私たちをなお愛して、そんな私たちのために命を捨てて下さったイエス様の愛を感謝しましょう。 中谷建晴 |