聖書一日一章メッセージ集![]()
![]()
| 堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「しかし、同一の御霊がこれらすべてのことをなさるのであって、みこころのままに、おのおのにそれぞれの賜物を分け与えてくださるのです。」(1コリント12:11) 今日の第一コリント12章から14章にかけてでは、御霊の働きについて語られています。 当時の地中海世界では、御霊が与えられると、我を忘れた、いわゆる神がかり的な状態になる、とか、奇跡を行なうことができるようになる、という風に考えられていたようです。逆に言えば、普通にしていて、奇跡を行えないような人は御霊を持ってはいないと思われていたようです。しかし、今日の12章で、パウロは、イエス様を信じる者には全て、御霊が与えられている、そして、御霊は共にキリストにある共同体、教会、を建て上げるためのものとして与えられるということを語っています。 4節から6節では、御霊と奉仕、働き、ということが密接につながっているものであるということがわかります。ですから、自分は霊的な人間だと言いながら、場合によっては、霊的だからこそ、人と関わろうとしない、人や教会に具体的な形で仕えようとしない人は、本当の意味で霊的ではないのです。 7節では御霊の現われは皆の益となるためのものだということが言われています。いわゆる、「自分が満たされる」ために、御霊の働きがあるのではないのです。 13節では、御霊をいただいて、教会に、また、お互いに仕え合う、そういう関わりの中でこそ、御霊の祝福に与かることができるということが示唆されています。私たちもそのようにさせていただきましょう。 中谷建晴 |