聖書一日一章メッセージ集![]()
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| 堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「ですから、立っていると思う者は、倒れないように気をつけなさい。」(1コリント10:12) 今日の第一コリント10章の前半、1節から15節では洗礼を受け、聖餐に与り、神様の助けと守りを経験しているということが天国に行けるということの保障にはならないということが、かつてのイスラエル民族の姿を通して語られています。 1節から2節では、海が分かれ、その真中に現れた陸地を通ってイスラエルの人々が追撃して来たエジプト軍から逃れた、出エジプト記14章に記されている出来事は、クリスチャンが受けるバプテスマ、洗礼を象徴しているということが言われているようです。 3節から4節では、その後、イスラエルの人々が、荒野をさまよっている間中、神様が空から降らせて下さったマナという食べ物を食べ、また、度々、神様が奇跡的な方法で与えて下さった水を飲んで、生き延びたことを、また、それは聖餐式とクリスチャンが日々、経験する神様の助けのことを象徴しているということのようです。 そう考えると5節は衝撃的ではないでしょうか。6節や11節で言われているように、そのイスラエルの民の殆どが滅んだことは、私たちへの戒めのためなのです。そこで戒められているように、備えられている天国の祝福に入れていただくためには、偶像礼拝、姦淫、つぶやきを避ける必要があるのです。心しましょう。 14節以降は、8章で取り上げられた偶像に捧げられた肉についての教えの締めくくりになる部分です。結論として、パウロはここで偶像礼拝につながることはできるだけ避けるようにということを言っています。私たちはともすれば、どこまでなら許されるかと考えがちですが、むしろ、どうすればはっきり偶像礼拝から、罪から離れられるか、こそが向くべき方向なのです。 中谷建晴 |