聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「情の燃えるよりは、結婚するほうがよいからです。」(1コリント7:9)

 今日の第一コリント7章は、パウロの結婚についての教えの一つです。パウロの結婚についての教えてとしては、エペソ人への手紙5章22節以下が有名ですが、今日の第一コリント7章やコロサイ3章18節・19節などでもパウロは結婚について語っているわけです。このことは、結婚生活の在り方がその人の、また、教会全体の霊的な在り方に深く関係していることを示唆しています。私たちも、自分の結婚の在り方が、永遠の命に関わるもの、また、教会全体に影響を及ぼすものであることを覚え、結婚生活の在り方が御心にかなうものとなるように、十分、心させていただきましょう。
 今日の第一コリント7章の2節から10節では、結婚には、性的な欲求を正当な形で満たすための制度という意味合いが大きいことが語られています。相手のそういう欲求を拒否したり、そういう欲求ゆえに相手を蔑んだりすること、性的欲求を満たすということを軽々しく考えることは御心にかなったことではないのです。
 11節から16節では、たとえ相手が未信者であっても、自分の方から離婚してはいけないとういことが語られ、17節から24節では、その、今置かれている状態に止まるという原則は、結婚関係だけではなく、社会的立場全般についても当てはまるということが言われています。
 25節から39節では、結婚が信仰生活の妨げになりうるということが警告されています。目の前にいる相手の機嫌を取ろう、喜んでもらおうと神様を等閑にしてしまう危険が結婚にはあるというのです。そうならないように、いつも二人が個人としても、カップルとしても神様を第一とするように心がける必要があるのです。

 中谷建晴



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