聖書一日一章メッセージ集![]()
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| 堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「生まれながらの人間は、神の御霊に属することを受け入れません。それは彼には愚かなことだからです。また、それを悟ることができません。なぜなら、御霊のことは御霊によってわきまえるものだからです。」(1コリント2:14) 今日のコリント人への手紙第一では、神の知恵が、この世の知恵とは全く別のものであるということが語られています。 3節で、パウロは、コリントに来た時、自分は、弱く、恐れおののいていた、と言っています。また、1節から2節、4節では、この世の知恵や雄弁術は用いずに、ただそのままイエス様のことを話すことにした、ということが言われていますが、これは、コリントに来る前、アテネでそういったものを用いて、福音を伝えようとしたけれども、あまりうまく行かなかったという経験から来た姿勢ではなかったかと思われます。 6節以降では神の知恵は、この世の知恵とは全く違うものであるということ、すなわち、この世の知恵によっては、決して福音の真理を、イエス様の素晴らしさを理解することができないということが言われています。そして、その神の知恵は御霊によって与えられ、御霊によって働くものであるということが言われています。ですから、14節で言われているように、いくらこの世的な意味で知恵を尽くし、言葉を尽くして語ったとしても、福音の真理を伝えることはできないのです。反対に、15節で言われているように、御霊が働きさえすれば、福音の真理を悟ることは難しいことではなくなるのです。したがって、福音を伝える時には、何よりもまず御霊が与えられるように祈り求めることが大事なのです。また、私たちがイエス様を信じることができたのは御霊の働きによるのですから、15節で言われているように、御霊を既に受けたものとして、御心と感じたものを大胆に選び取って行っていいのではないでしょうか。 中谷建晴 |