聖書一日一章メッセージ集![]()
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| 堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「そこでパウロは、一年半ここに腰を据えて、彼らの間で神のことばを教え続けた。」 (使徒18:11) 今日の使徒の働き18章では、パウロがコリントで一年半、宣教の働きをしたこと。その後、エペソを経由してエルサレムに戻ったこと。またそのエペソでアポロという伝道者がはっきりイエス様を知り、大いに用いられるようになったこと、が記されています。 アテネでパウロは冷たい無関心に出会いました。激しい迫害よりも、しばしば冷たい無関心の方が人の心をがっかりさせることがあります。また、以前に石打ちにされたり、鞭で打たれたりしたことがパウロの健康をかなり損なっていたようです。第一コリント2章3節を見ますと、そういう中でパウロが打ちひしがれ、恐れを抱きつつコリントに来たらしいことがわかります。しかし、ここでパウロは豊かな実りを経験することになるのです。一つや二つの苦い、がっかりさせるような経験で全てがそうであるように考えてしまうのは大きな間違いだということがわかります。 パウロはコリントでアクラとプリスキラという夫婦に出会います。この夫婦はやがてエペソでアポロの目を開かせ、アポロが大いに用いられるようになる手助けをしました。また、ローマ人への手紙16章3節や、第一コリント16章19節などを見ますと、彼らがローマやエペソなど行く先々で教会を支える大切な働きをしていたらしいことがわかります。しかし、コリントで彼らがパウロと出会った時、パウロが打ちひしがれた状態にあったのと同じ様に、アクラとプリスキラもローマを追われ、苦しい立場に置かれていたようです。けれども、そういう中での出会いが教会の歴史の中で大きな意味を持つものとなっていったわけです。 そのように、全てのことを働かせて益として下さる神様を信じ、苦しみに圧倒されることなく、神様の御業を期待して、日々歩む者とならせていただきましょう。 中谷建晴 |