聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「非常に熱心にみことばを聞き、はたしてそのとおりかどうかと毎日聖書を調べた。」 (使徒17:11)

今日の使徒の働き17章では、パウロがテサロニケ、ベレヤ、アテネ、の3つの町で福音を宣べ伝えた時の様子が記録されています。
1節に出て来るテサロニケは、約20万人の人口を抱えた町で、ギリシャの北隣のマケドニア地方の中心都市でした。パウロたちはここでもユダヤ人の会堂で福音を伝え、信じる者たちも起こされました。しかし、自分たち以外の者にも救いが及ぶことに妬みを感じたユダヤ人たちから迫害を受けることになりました。しかも、13節に記されているように、この妬みにかられたユダヤ人たちは約100kmも離れたベレヤにまでやって来てそこでのパウロたちの宣教の働きまで邪魔しようとしました。
妬みは強く、執拗で、破壊的な力を持つものです。聖霊様の助けをいただいて、妬みから解放していただき、他の人の幸いを望み、喜ぶことのできる本当の意味での自由な人にならせていただくよう祈り求めてまいりましょう。
テサロニケを追われたパウロたちがたどり着いたベレヤの町のユダヤ人たちは、11節に記されているように、テサロニケのユダヤ人たちとは違って、自分たちがどう感じるか、ということよりも聖書がどう語っているかを大事にし、その結果12節にあるように、多くの者が信仰に入ることができました。御言葉を第一とするところにこそ、救いがあり、祝福があるのです。
32節や33節で記されているように、アテネでパウロが受けた反応は無関心でした。これは何とかして福音を伝えたいと思っていたパウロには辛い反応だったと思われます。しかし、そのように多くの人々が無関心でいる中、それでも救われる人が起こされました。私たちも、多くの人がどうであるか、ということに心を奪われるのではなく、救われる人が一人でも起こされることを目指して、証しの業に、宣教の業に励む者とならせていただきましょう。

中谷建晴



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