聖書一日一章メッセージ集![]()
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堺大浜キリスト教会聖書一日一章 使徒 10章 「ペテロがなおもこれらのことばを話し続けているとき、みことばに耳を傾けていたすべての人々に、聖霊がお下りになった。」 (使徒 10:44) カイザリヤ駐屯のローマ軍の百人隊長コルネリオに主の使いが現われて、ペテロを招けと言われました。一方、ペテロには、幻の中で、ユダヤ人が食べることを禁じられている汚れた動物を、主がきよめられたから食べるように、と命じられました。福音を異邦人にも伝えさせようとねんごろに教会に働きかけられる主の熱い御思いが心に迫ります。主は弟子たちに、「聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」(1:8)と言われました。そのおことばどおり、聖霊が下り、彼らは力を受け、力強く主を証しました。しかし、エルサレムから出て行く動きはありませんでした。そのときステパノのことで迫害が起こり、ギリシャ語を語る、いわば国際派の信者たちはエルサレムを追われました。彼等は行く先々でイエスさまのことばを宣ベ伝え、福音はユダヤ、ガリラヤ、サマリヤに広がり、エチオピアへも伝わったようです。ギリシャ語を使う当時の国際派のユダヤ人で、ユダヤ主義者であったサウロに、主ご自身が現われ、彼をイエスさまの証人とされました。そして、なおユダヤ主義にとらわれていたペテロを異邦人に遣わし、彼らに福音を伝えさせられたのです。そして聖霊の証印を押されました。主は、教会に、全世界の人々に福音を伝えさせようと働きかけてくださっているのです。お前はそのことをどう受け止めるか、と問われました。 唄野隆 |