聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 イザヤ書 60章 「見よ。やみが地をおおい、暗やみが諸国の民をおおっている。しかし、あなたの上には主が輝き、その栄光があなたの上に現われる。」 (イザヤ書 60:2) この章では、イスラエルが回復され、世界の祝福となることが歌われます。イザヤは歌います。“そのとき、世界の国々に散らされていたイスラエルの残りの民がシオンに集まってくる、世界の国々の富がエルサレムに運び込まれてくる、近くのミデアンのらくだやケダルの羊だけでなく、タルシシュ(今のスぺイン)のような遠い国からの船が金銀とともにイスラエルの子らを運んでくる、品物だけでなく、外国人も来て、エルサレムの城壁を建て直し、外国の王たちもイスラエルに仕える、これまでイスラエルに敵対した者たちもイスラエルの足元にひれ伏す、イスラエルはこれまで捨てられ憎まれていたが、主が彼らを永遠の誇りとされ、エルサレムは代々の喜びの町と変えられる、イスラエルは主がイスラエルの救い主、イスラエルを贖うヤコブの全能者であることを知る“、とイザヤは預言します。なんという素晴らしい救いの預言でしょうか。それは、イスラエルの努力によって彼らの国が成長しついにそのような素晴らしい国になる、というのではありません。彼らの置かれていた状況は闇でした。「見よ。やみが地を覆い、やみが諸国の民を覆っている。」と言われています。しかしその中にいた民のうえに主の光が照り、彼らに向かって主は「起きよ。光を放て。あなたの光が来て、主の栄光があなたの上に輝いているからだ。」と語られます。自分の闇を認め、悔い改めて主を仰ぐとき、主が一方的な恵みによって私たちを救ってくださるのです。感謝です。 唄野隆 |