聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 イザヤ書 57章 「わたしは彼の道を見たが、彼をいやそう。わたしは彼を導き、彼と、その悲しむ者たちとに慰めを報いよう。」 (イザヤ書 57:18) 「あなたがた女卜者の子ら、姦夫と遊女のすえよ。」なんと激しい呼びかけでしょうか。主の愛を受けて、その花嫁として迎えられながら、主にたいする真実を捨て、自分の欲望を満足させてくれる偶像を勝手に造り、それを拝む、霊的姦淫のイスラエルを激しく責める呼びかけです。愛するイスラエルに背を向けられた主の悲しみとやるせなさが迫ってきます。こう呼びかけて、“イスラエルは、木の間や岩の狭間、山の上などいたるところに偶像を立て、偶像礼拝に狂奔しているが、そんなものは何の役にも立たない、苦難が襲うとき、すべてが吹き去られる、しかし、主に身を寄せる者は、地を受け継ぎ、主の聖なる山を所有する”と、イスラエルの背信を責め、主の御許に立ち返るようにねんごろに語りかけられます。そして、続けて、「盛り上げよ。土を盛り上げて、道を整えよ。わたしの民の道から、つまづきを取り除け。」と迫られます。彼らが悔い改めて立ち帰るための道を整えよ、と言われるのです。主は、イスラエルの罪を責めながら、彼らの悔い改めを信じ、そのための道を用意されるのです。なんという愛でしょうか。主は、「わたしは彼の道を見たが、彼をいやそう。わたしは彼を導き、彼と、その悲しむ者たちとに慰めを報いよう。」と言われます。主の招きにお応えし、主の御許に立ちかえり、主に癒され、へりくだって主とともに住まわせていただきたい、今も、後も、とこしえに、と思い、そうしてくださるよう御霊のお導きを祈りました。 唄野隆 |