聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      イザヤ書 51章

「わたし、このわたしが、あなたがたを慰める。」
          (イザヤ書 51:12)

 「義を追い求める者、主を尋ね求める者よ。わたしに聞け。」、「わたしの民よ。わたしに心を留めよ。わたしの国民よ。わたしに耳を傾けよ。」、「義を知る者、心にわたしのおしえを持つ民よ。わたしに聞け。」とイスラエルの残された民に主は熱心に語りかけられます。主は御自分の語りかけを聞いてほしいのです。主は「あなたがたの切り出された岩、掘り出された穴を見よ、あなた方の父アブラハムと、あなたを産んだサラのことを考えてみよ。」と迫り、「おしえはわたしから出、わたしはわたしの公義を定め、国々の民の光とする。・・・わたしの救いはすでに出ている。わたしの腕は国々の民をさばく。」と言われます。“今の状況を見て心を動揺させられることなく、自分たちの原点に目を向けよ、主が世界を統べ治めておられることを確認せよ、主のご支配を信じ、安んじて、自分たちのあり方を見直せ”と言われるのです。これは私たちにも当てはまる呼びかけです。このとき、イスラエルはアッシリヤやエジプトなど当時の世界の大国の動きに振り回され、彼らを恐れ、戦き、バビロンの捕囚とされることが預言者の目には見える情況でした。しか、し主は、“なぜ人を恐れているのか、創造主を忘れているのか、主は救いを宣言されているのだ”と言われます。自忘分を取り巻く状況や自分自身を見ると落ち込みます。しかし主を見上げ、主が私たちを神のかたちに創造し、イエス・キリストの尊い血潮をもって買い戻し、復活の主とともに御父の許に導いてくださる御約束を確認するとき、私たちは安らぎ力を得ます。

                            唄野隆



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