今日の聖書一日一章からのメッセージです
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 イザヤ書 40章 「シオンに良い知らせを知らせる者よ。高い山に登れ。エルサレムに良い知らせを伝える者よ。力の限り声を上げよ。声を上げよ。恐れるな。ユダの町々に言え。『見よ。あなた方の神を。』」 (イザヤ書 40:9) この章からイザヤ書の論調はがらりと変わります。今までのさばきの宣告が、さばきは終わり救いが与えられるという喜びに満ちたメッセージに変わります。「慰めよ。慰めよ。わたしの民を。」、「『呼ばわれ。』と言う者の声がする。」、さらに「シオンに良い知らせを知らせる者よ。・・・声を上げよ。」と三重の呼びかけをもって、イザヤは、主の民に、さばきの苦しみは終わり、罪咎は償われ、神にいたる大路が開け、神が来られることを伝えます。すばらしい喜びの宣言です。彼は、「見よ。あなたがたの神を。」と呼びかけ、神の恵み深い養いを伝えます。そして、天地万物を支配しておられる神の偉大さ、知恵、配慮の深さ細やかさを告げ、人間が作る偶像の空しさ、人のはかなさを示し、創造主の偉大さを思い起こさせます。イザヤの感動が伝わってくる賛美に満ちた預言です。そして、「ヤコブよ。なぜ言うのか。イスラエルよ。なぜ言い張るのか。『私の道は主に隠れ、私の正しい訴えは、私の神に見過ごしにされている。』と。」と、主の民の盲目、また頑なさを責め、「しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。」と語ります。不信感を持つ自己中心的な目には主の御業が見えませんが、信じて主を待ち望む者は力強く歩むことができるのです。「信仰を与え、心の目をひらいてください。あなたを待ち望みます。」と祈りました。 唄野隆 |