聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      イザヤ書 37章

「イスラエルの神、主は、こう仰せられます。あなたがアッシリヤの王セナケリブについて、わたしに祈ったことを、わたしは聞いた。」
          (イザヤ書 37:21)

 主を辱めるラブ・シャケのことばを聞いたヒゼキヤは、自ら主の宮に入って主に祈り、預言者イザヤに使いを遣わして、祈ってくれるように依頼しました。その使いがイザヤのもとに到着する前に、主はイザヤに答えを伝えておられました。主がどんなにヒゼキヤの信仰を喜ばれたかがわかります。主は、賛美でも、信仰の告白でも、救いの求めであっても、主の民がご自分のところに来て祈ることを喜ばれ、その祈りを聞いてくださいます。主は、ヒゼキヤの祈りを聞き、恐れず信じるように彼を励まし、アッシリヤがエルサレム攻撃をやめて引き上げ、アッシリヤ王は殺される、という不思議な救いを告げられました。その後アッシリヤ軍は一時、移動しましたが、それは引き上げのためではなく、エジプト方面からの攻撃に備えるためでした。そこからアッシリヤ王はヒゼキヤに使者を遣わし、アッシリヤから民を救い出した神はいない、ヒゼキヤの信じる神も同じだ、と脅しをかけてきました。それが現実でした。ヒゼキヤはすぐ主の宮に上り、主の前にセナケリブの手紙を広げ、“アッシリヤ王のことばはその通りです、しかし主は他の神々とは違います”と信仰を告白し、主の救いを求め、“それはすべての国々の王たちが主だけが主であることを知るためです”と祈りました。主は、すぐに彼に答え、アッシリヤ軍の退散を告げられました。そのとおりになりました。アシリヤ軍は18万5千の死体を残して引き上げました。「主こそ主、主の御名はほむべきかな!」

                            唄野隆



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