創世記１４章

堺大浜キリスト教会聖書一日一章

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イザヤ書　２５章

「主よ。・・・あなたは遠い昔からの不思議なご計画を、まことに、忠実に成し遂げられました。」
　　　　　　　　　　　（イザヤ書　２５：１）

　世界のさばきを語ってきたイザヤは、突然、主の救いの成就を告げる賛美の声を上げます。「主よ。あなたは私の神。私はあなたをあがめ、あなたの御名をほめたたえます。あなたは遠い昔からの不思議なご計画を、まことに、忠実に成し遂げられました。」“城壁のある都を廃墟にするほどの徹底的なさばきを下し、凶暴な国々も主を恐れ、静まり、貧しい者は避け所を得る、そして、押し寄せた他国の大軍は滅ぼされ、万民のために大宴会が催される”と彼は歌いますが、その救いは、永遠の昔からのご計画の成就だ、と言います。初めに創造された人は、蛇に騙されて禁断の木の実を食べ、主の御顔を拝することができなくなり、死の支配下に置かれましたが、主は、女の裔が蛇の裔にかがとを傷つけられながら蛇の裔の頭を踏み砕き罪人を蛇すなわちサタンの支配から解き放ち死の支配から解き放つ、と約束されました（創３：１５）。そのお約束は、イエスさまが十字架にかかって死に、三日目に死人の中から復活されたことによって成就しました。永遠のご計画の実現です。その救いをイザヤは予見し、山上の宴会を歌い、「永久に死を滅ぼされる。」と歌い、「神である主はすべての顔から涙をぬぐわれる。」と歌ったのです。これこそヨハネの見た救いの完成の姿そのままです。そこでは、私たちは顔覆いを取り除かれ、顔と顔を合わせて主を仰ぎ（２コリント３：１８）、主とともに住むのです(黙２１：３、４)。私も感謝してこの賛美に加わります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　唄野隆