聖書一日一章メッセージ集


出エジプト記 9章

「それにもかかわらず、わたしは、わたしの力をあなたに示すためにあなたを立てておく、・・・わたしの名を全地に告げ知らせるため・・・。」

                   (出エジプト記 9:16)

 パロのエジプトに下った五つ目の災いは、家畜が疫病で死ぬという災いでした。しかしイスラエルの家畜は害を受けませんでした。それでもパロは心を頑なにしてイスラエルを行かせようとはしませんでした。次に、モーセがかまどのすすを天に向かって撒き散らすと、それがエジプト全土に飛び散り、それに触れた者は皆、うみの出る腫れ物に悩まされました。エジプトの呪術師は腫れ物に冒されて、パロの前に出てくることが出来ませんでした。それでもパロの頑なさは変わりませんでした。主が言われたとおりでした。生まれつきの人の心は頑なで、災いにあっても悔改めようとしないものです。しかし、主に向かって心を頑なにする者も、そのことを通して、主の御力を世に示すことになります。主が、「それにもかかわらず、わたしは、わたしの力をあなたに示すためにあなたを立てておく、また、わたしの名を全地に告げ知らせるためである。」と言われたとおりです。主を信じて悔改め、罪から救われ、主を賛美し喜ぶか、心を頑なにして悔改めを拒み、主の義しさと御力を示すか、いずれの道に進むか、主は今も私たちに迫っておられるのです。七つ目の災いは、激しい雹がエジプトを襲うということでした。このときも、主を恐れて避難した者は難を免れ、信じなかった者は害を受けました。主を恐れる者を主は祝福し、主を恐れない者をさばかれることを通して、主を知り、主を崇める道を選ぶように、主は導こうとされたのだと受け取り、主を信じました。

唄野 隆




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