聖書一日一章メッセージ集



出エジプト記 6章

「わたしは主である。わたしは、アブラハム、イサク、ヤコブに全能の神として現われたが、主という名では、わたしを彼らに知らせなかった。」

                  (出エジプト記 6:2,3)

 主が言われたように、パロのもとに行き、イスラエルが荒野に行って主を礼拝することを許してほしい、と言ったのに対して、パロが労働強化をもって答え、イスラエルがモーセとアロンを恨むようになったとき、モーセとアロンは主のもとに戻って、祈りました。主は、“わたしがパロに対してしようとしていることは今にわかる、彼は強い腕によって、イスラエルを追い出すようになる”と答えられ、「わたしは主である。わたしは、アブラハム、イサク、ヤコブに全能の神として現われたが、主という名では、わたしを彼らに知らせなかった。」と言われました。主という名は、契約の主という意味で、主は御自分の民と契約を結び、契約を忠実に果たされる御真実な御方だということをモーセとアロンに示されたのです。全能者とは一般的、客観的に偉大な御方であることを示しますが、契約の主となると、契約を結ぶ者と人格的な関わりをもってくださることを意味します。ですから、主は続けて、彼らとの契約を思い出し、イスラエルをエジプトの苦役から救い出し、彼らを贖い、契約の地に彼らを連れ出し、その地を彼らの所有として彼らに与える、と言われたのです。それだけではありません。主が彼らを取って主の民とし、主が彼らの神となる。あなたがたは、主を知るようになる、と言われました。同じ恵み、主との親しい人格的交わりが私たちにも与えられているのです。感謝です。

唄野 隆




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