聖書一日一章メッセージ集


                       

創世記12章

「そのころ、主がアブラムに現われ、そして『あなたの子孫に、わたしはこの地を与える。』。と仰せられた。」

                      (創世記 12:7)

 アブラムの父テラがカランで死んだとき、主はアブラムに現われ、「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、・・・地上のすべての民族は、あなたによって祝される。」と言われました。アブラムは、すでに75歳になっていましたが、全財産を携え、妻サライ、甥のロトをはじめ全家族を連れて出立しました。主のみことばに、すぐに、すべてを挙げて、従ったのです。カナンの地に入ると、主がアブラムに現われ、そして「あなたの子孫に、わたしはこの地を与える。」と仰せられました。主に従いはじめると、主が「わたしがともに行く。」と言ってくださるのです。主の御声を聞いたアブラムはそこに祭壇を築いて主を礼拝し、主の御名によって祈りました。祝福に溢れた信仰者の歩みです。しかし、その地に飢饉が襲ってきました。アブラムは自分たちの生活を守るために、食料が豊富にあったエジプトに難を避けました。そのとき、妻サライが美しかったので、エジプト人が彼女を得ようとして自分を殺すかもしれないと恐れて、サライに、妻であるとは言わず妹だと言ってくれ、と頼みました。主を仰いで祝福に溢れた歩みをしたアブラムも、自分を守ろうとしたときは卑しく惨めな姿を見せました。それでも、主はアブラムを守り、サライをエジプト王の手から救い出し、彼らはカナンに帰ることができました。主の御真実、御愛を思います。

唄野 隆




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