聖書一日一章メッセージ集


                       

創世記 2章

「神である主は、土地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。そこで人は生きものとなった。」

                        創世記 2:7)

 創世記の1章は神が天と地を創造されたこと、2章は神が創造の御業を完成し休みの日が聖別されたこと、それに続いて人間の創造の詳細を語ります。“神は土のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた、そのとき、人は生きものとなった”という記事を読み、確かに人は卑しくもろいが神との関わりが与えられるとき生かされることに深い納得を覚えました。そして、イエスさまが“わたしはいのちである。わたしを信じる者はいのちをもつ”と言われたことを思い出して感謝しました(たとえば、ヨハネ11:25)。もう一つ。神は、お造りになった人をご覧になり、「人が、ひとりでいるのは良くない。わたしは彼のために、彼にふさわしい助け手を造ろう。」と言われて、彼のあばら骨から女を造り、彼のところに連れてこられ、人は、彼女を見て、「これこそ、今や、私の骨の骨、私の肉からの肉。」と言った、という記事を読みながら、人はそれぞれ独立した人でありながら愛しあい、一体化する交わりの中で生き、育つのだ、と知り、私たちの信じている神さまは、父、子、御霊の独立した三つの人格でありながらお互いの間に深い交わりをもって、ただひとりの三位一体の神なのだと示され、深く感動しました。この人に、神は、エデンの園を耕させ守らせ、またすべての生き物に名を与えさせられました。名をつけるとはそのものの本質を引き出すことです。人は、神の創造された世界を生かし育てる使命が与えられている、と受け止めました。

唄野 隆




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