聖書一日一章メッセージ集


創世記 1章

「神は見て、それをよしとされた。」

                      (創世記 1:10)

 創世記は聖書のはじめにおかれた書物です。「初めに、神が天と地を創造した。」という宣言ではじまります。そうです。すべては神から発し、神によって成り、神に至るのです(ローマ11:36)。神が主であることを認めることが出発点であり、ゴールです。私たちもまず神の国と神の義を求めます(マタイ6:33)。神がことばを発せられるとそのようになり、神はそれを見てよしとされました。こうして天と地と、その中のすべてのものが創造されました。初めの三日間で昼と夜、上と下の水、陸と海とを分け、後の三日間で日と月と星、海の魚と空の鳥、それから地の生物、人間を創造し、それらを先に分けられた天と海と空と地に満たされました。そうなるようにと神がことばを発せられるとそうなりました。そしてそれを神はよしと見られました。“神が言われた、するとそのようになった、神は見て、それをよしとされた”と繰り返し語られている聖書のことばをありがたく感謝して聞きました。私たちは、何ごともないときは、自分を誇り、自分の思いどおりに生きようとし、そして失敗し、自分の弱さを知り、その奥に自分を縛りつけている罪に直面させられて落ち込み、すべてのことに対して否定的になりがちです。しかし、神はすべてのものを創造し、それをご覧になって、すべてよしと見てくださっているのです。私は、自分ではつまらない者と思っても神さまはよしと見てくださっていることを信じて自分自身を大切にし、まわりのすべてのものも、肯定的に見て、それを生かすことにつとめよう、と思います。

唄野 隆




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