黙示録 21章 「また私は、新しい天と新しい地とを見た。以前の地は過ぎ去り、・・・。」 (黙示録 21:1) 最後に、新しい天と新しい地とが示されます。古い世界は消え去り、新しい世界が来ます。そして、聖なる都、新しいエルサレムが花嫁の装いをまとって、天から下ってきます。そこでは、神が人とともに歩んでくださり、神が彼らの目から涙をぬぐってくださいます。もはや死もなく、悲しみも叫びも苦しみもありません。渇く者はいのちの泉から値なしに飲むことができ、勝利を得る者はすべての祝福を相続します。小羊の花嫁である聖なる都エルサレムとは教会のことです。それは完全な都です。黙示録では3は天での完全を表わし、4は地の完全を示す完全数です。その3と4を掛け合わせた12も完全を示し、その12倍の144も完全を示します。新しいエルサレムはその寸法も、門の数も、それを守る御使いも土台石も、そこに記されている名も、みな完全でしたし、その飾りもこれ以上は無いすばらしいものばかりでした。その完全さは、何よりも、その都には神殿が必要なかったということです。万物の支配者である主なる神ご自身と子羊とが神の神殿だったからです。神殿という限られた場でだけ神を礼拝することが許される世界ではなく、神の栄光がいつも輝いており、その住民は、いつでもどこでも主ご自身を見上げ、主ご自身とともの歩むことができるのです。その都には、神の選民イスラエルというような限定なしに、イエスさまのものとされた世界のすべての国々の民が入ることができます。不信仰な者、汚れた者、悪をなす者は入れません。イエスさまを信じ、そこに入り、主とともに歩む日を待ち望みます。
唄野 隆 |