黙示録 10章 「七つの雷が言ったことは封じて、書き記すな。」 (黙示録 10:4) 第六のラッパと第七のラッパとの間に、もう一度、中間的な幻が示されます。頭上に虹をいただき、太陽のように輝く顔、そして火の柱のような足をお持ちの、神々しい力に満ちた御使いが、雲に包まれて、天からくだり、開かれた小さな巻物を手にして、海と地とに足を据え、ししが吼えるような大きな声で叫びました。そのとき、七つの雷が語りだしました。ヨハネが、そのことばを書きとめようとしたとき、「七つの雷が言ったことは封じて、書き記すな。」と言われました。私たちは何でも知りたがりますが、神のことには、封じられていて、知ることができないものがあって当然なのです。知ることはそれを自分の支配下に置くことをも意味するのです。私たちは神を支配下に置くことはできません。神が私たちの主なのです。畏れをもって主のみことばを聞き、わからないことがあっても、主を信じよう、と思いました。その御使いは、「もはや時が延ばされることはない。第七の御使いが吹き鳴らそうとしているラッパの音が響くその日には、神の奥義は、神がご自身のしもべである預言者たちに告げられたとおりに成就する。」と言いました。主が語られたように、さばきは必ず下り、救いは必ず成就します。信じて待とうと思います。この御使いは、さらに、その手にある巻物について「それを取って食べなさい。それはあなたの腹には苦いが、あなたの口には蜜のように甘い。」と言いました。聖書は救いを告げてくれますが、聞き続けると、私たちの罪が示され、その贖いのための主の御苦しみが腸にしみとおってきます。
唄野 隆 |