黙示録 7章 「御座の正面におられる小羊が、彼らの牧者となり、いのちの水の泉に導いてくださるからです。」 (黙示録 7:17) ヨハネの見たさばきの幻は、七つの封印が一つずつ開かれるたびにさばきがあり、七つ目が開かれるとそこから七つのラッパのさばきが続き、七つ目のラッパが吹き鳴らされると七つの鉢のさばきが下るというさばきの進行を示します。今日の箇所は七つ目の封印が開かれる前のことを示しています。天から四人の御使いが遣わされ、地の四隅に立って、さばきの風が吹くのを抑えて、しばらくの間、地上に風が吹きつけないようにします。そこへもうひとりの御使いが遣わされ、神のしもべたちの額に、神の印を押して回ります。彼らが神のものであることを示し、さばきを免れさせるためです。主は主の御民のことを深く心に留めてくださっているのです。額に印を押されるのは、イスラエルの12部族、各部族ごとに一万二千人、合計十四万四千人です。ヨハネは、3は神についての完全、4は地上での完全を示す数字として用いますから、3と4を掛け合わせた12も完全、イスラエル12部族、十四万四千人は地上の神の民すべてを示します。このとき、天上では、あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから数え切れない人々が白い衣を着、手にしゅろの枝をもって、御座と小羊の御前に出、神と御子とを賛美します。彼等は艱難の中でも御子に忠実で、御子の血によってその衣を洗われきよめられた者たちです。主が彼らの牧者で、いのちの泉に導かれます。私たちも、その仲間に加えられます。そのことを信じ、今の生活を主に忠実に歩もうと改めて決心しました。
唄野 隆 |