黙示録 6章 「小羊が七つの封印の一つを解いたとき、四つの獣の一つが、雷のような声で『来なさい。』というのを私は聞いた。」 (黙示録 6:1) 天の神が手にしておられた巻物の封印を小羊が解かれると、事態が大きく動き始めます。巻物に記されていたのは、これから起こること。それがイエスさまの主導で、実行に移されるのです。それは、さばきです。幸いではありません。災いです。しかし、それは、今の世の不確かな腐れきった土台を打ち砕き、取り払って、根底から新しくされた確かな土台の上に新しい世界を建て上げるためです。第一の封印が解かれると、白馬に乗った勝利の使いが現われ、勝利に勝利を得られます。第二の封印が解かれると、赤馬にのった使いが現われ、世界から平和を奪い、人々は互に殺しあいます。第三の封印が解かれると、黒馬が現われ、小麦も大麦も値上がりして庶民の生活が苦しくなります。それなのにぜいたく品のオリーヴ油やぶどう酒はたっぷり。貧富の格差が激しくなります。第四の封印が解かれると、飢饉や疫病、自然の反逆などで、死ぬ人が急増します。その中で、第五の封印が解かれると、神のことばと証とのために殉教した人々が正義を求めて訴えるのを主が聞き、白い衣を着せ、「もうしばらく待つように。」とお声をかけられるのです。主のために立つ者の証を主は覚えていてくださるのです。そして、第六の封印が解かれると、天変地異が起こり、人々は恐れに捕らわれ、山々に向かって、自分たちの上に倒れかかるように求めます。主の怒りはそれほど恐ろしいものです。イエスさまはその恐れから私たちを救い出してくださるのです。感謝です。
唄野 隆 |