聖書一日一章メッセージ集


黙示録 3章

「見よ。わたしは戸の外に立ってたたく。だれでもわたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしは、彼のところにはいって、彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。」

                     (黙示録 3:20)

 3章は、サルデス、フィラデルフィア、そしてラオデキアの教会あてのメッセージです。それぞれに、主が、「わたしは、あなたの行いを知っている。」と語りかけられます。主は私たち一人ひとりのことばと行いとその奥の動機まですべてをご存知なのです。サルデスの教会は生きているとされているが、実は死んでいる、と主は言われました。表向きと中味の違う生活だったのです。しかし、主は、彼らの中に残されていた少数の誠実な人の存在もちゃんと見てくださっていました。フィラデルフィアの教会は、力のある教会ではありませんでしたが、主に忠実で、主は彼らを賞賛されました。それは目覚しい大きな事業や華々しい殉教の故ではありませんでした。彼らに与えられていたのは僅かの力でしたが、彼らは力を尽くして主のことばを守り、主の名を否まなかったのです。主は、主のためになされる大きな業よりも、心から主に真実であることを喜ばれるのです。ラオデキアの教会は、豊かな教会でしたが、中途半端でした。主は、熱くもなく、生ぬるい、と叱責し、そんな者は吐き出す、と言われました。主は、心を尽くして主を慕い求める者を求めておられるのです。ですから、自分のことを大事にする歩みから方向転換して主に心を向けるように、悔改めを迫られたのです。主に向かって心の戸を開け、ということです。そのとき主は私たちの中に入り親しく共に生きてくださるのです。

唄野 隆




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