1ヨハネ 5章 「それで私たちは、真実な方のうちに、すなわち御子イエス・キリストのうちにいるのです。この方こそ、まことの神、永遠のいのちです。」 (1ヨハネ 5:20) ヨハネは、「イエスがキリストであると信じる者はだれでも神によって生まれたのです。生んでくださった方を愛する者はだれでも、その方によって生まれた者をも愛します。」と語ります。クリスチャンとは、神によって生まれ、神の愛を知り、神を愛し、父を同じくする兄弟として兄弟姉妹たがいに愛しあう者なのです。イエスさまによって、神さまだけを見上げるようになるからです。自己中心の世の生き方から解放されます。こういう生き様を、ヨハネは、「世に勝つ」信仰による生き方だと言います。それはイエスを神の子と信じる信仰から生み出される生き方です。イエスさまは、ヨハネから洗礼を受けて私たち罪人と同じ立場に立たれ、十字架上で血を流して私たちの罪を贖ってくださいました。イエスさまは水と血によって来られたのです。そのイエスさまが私たちの救い主であり主であることを御霊が私たちに知らせてくださいました。イエス・キリストが贖い主、また主であることを証するのは、御霊と水と血なのです。その証を受け入れてイエスさまを信じる者は御子キリストにあって永遠のいのちを持ちます。神さまと結ばれます。そして、神さまのみこころを自分の心とすることを求めます。ですから、イエスさまによって神さまに願うことは必ず聞かれます。その祈りは、自分の名誉や利益を求めての祈りではなく、兄弟姉妹が生かされることを求める祈りです。私たちはそのような人生に招かれているのです。イエスさまのうちにいるからです。
唄野 隆 |