聖書一日一章メッセージ集


1ヨハネ 4章

「私たちは愛しています。神がまず私たちを愛してくださったからです。」

                     (1ヨハネ 4:19)

 ヨハネは、クリスチャンとしての歩みについて語り、その土台は人となって来られたイエス・キリストを告白することだと言います。イエス・キリストについては、この世の宗教の考えに影響され、人間の世界を超越したところにキリストを見ようとする誘惑を受けることがよくあります。敬虔なように見えますが、大きな間違いです。キリストを人間と切り離しますから、そのキリストは人間である私たちを生かすことはできません。聖書の示すイエス・キリストは、神であられたが人となってこの世に来てくださった御方です。ですから、この世に生きている私たちに神さまを示し、神さまの御許に導くことがおできになるのです。私たちは罪人で神さまの御前に出ることができなくなっていますから、神さまは私たちの罪のために、なだめの供え物としてイエスさまを遣わしてくださいました。ここに神の愛があります。イエスさまが、人としてこの世に来てくださり、十字架について私たちの罪を贖ってくださったことを信じ、告白し、神の愛を知った者は、神を愛さずにはおれなくなります。そこから兄弟姉妹に対する愛が生まれ出ます。そして、兄弟互いに愛しあうところで、神の愛は実を結び、全うされます。これがクリスチャンの歩みです。“イエスを告白する者、聖霊を与えられ聖霊によって歩む者”、愛する者が、「神はその人のうちにおられ、その人も神のうちにいます。」と言われるのです。私たちもそのような者として召されています。感謝です。

唄野 隆




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