聖書一日一章メッセージ集



1テモテ 4章

「自分自身にも、教える事にも、よく気をつけなさい。あくまでそれを続けなさい。」

                     (1テモテ 4:16)

 パウロは、主が教会を建てられるとき、サタンも執拗に教会を攻撃してくることを知って、テモテにそのことを警告し、備えさせようとしました。テモテがまず出会うサタンの攻撃が禁欲主義を説く偽教師によるものであることを知りましたので、禁欲主義は結婚を禁じたり食物を断ったり敬虔そうに見えて、実は大きな誤りであることを指摘しました。禁欲生活は、自分がどんなに敬虔な生活をしているかを誇示する強烈な自己主張を秘めているものです。しかし、食物は、すべて、神が造られたものであって、感謝して受けるときには、祝福をもたらしてくれるものです。神のことばと祈りによって、神の造られたものを聖いものとして受ける者は祝福を受け、感謝と喜びに満たされます。禁欲生活によって、自分のきよさを誇示しようとする者は高ぶりと、恐れと不安と不満につきまとわれます。パウロは、テモテに、禁欲主義の偽善を示して、彼らを警戒するように警告し、続いて、自分自身と教える事に気をつけ、信仰の鍛錬に励むように命じました。肉体の鍛錬を語る人は今でも多くいますが、たましいと信仰の鍛錬を教えられることは多くはありません。決った時間に主の前に出、静まり、みことばに聴き、祈る、とか、共に主を仰ぐ時をもつ、とかの霊の鍛錬にもっと心を向けてよいのではないかと思います。自分を軽んじないように、「自分自身にも、教える事にも、よく気をつけなさい。あくまでそれを続けなさい。」をしっかり受け止めたいと思います。

唄野 隆




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