聖書一日一章メッセージ集



1テサロニケ 5章

「主が私たちのために死んでくださったのは、私たちが、目ざめていても、眠っていても、主とともに生きるためです。」

                   (1テサロニケ 5:10)

 前の章に続く主の再臨についてのメッセージです。主は突然、現われ、すべての人をさばかれます。しかし、主を信じる者は暗闇の中にではなく光の中にいるのですから、主の再臨は恐れではなく主の御許に引き上げられる喜びの日です。眠っていないで目を覚まして慎み深くしていればよいのです。目を覚ましというのはいつも主に向かっているということです。主は、私たちが目ざめていても眠っていても主とともに生きるために、ご自分の尊い御いのちを捨てて私たちを救ってくださったのです。ですから、私たちも、互いに励ましあい、互いに生かしあうのです。徳を建てるというのは相手を建て上げるということです。お互いが主にあってその人ほんらいの姿になるのを助けあうのがクリスチャンの交わりです。具体的には、指導者を尊敬し、互いに愛しあい、平和を保ち、気ままな者は戒め、小心な者は励まし、弱い者を助け、すべての人に寛容である歩みです。右の頬を打たれたら左の頬も向け、敵を愛し、迫害する者のために祈る(マタイ5:38−48)生き方です。いつも喜び、絶えず祈り、すべてのことに感謝することです。それはみことばを聴き御霊の導きに従うところから生まれます。ですから、預言をないがしろにせず、御霊を消すな、と勧められるのです。テサロニケの教会の人々はいつもそうしていました。「あなたがた、今しているとおり、互いに励ましあい、互いに徳を高めあいなさい。」と勧めるときのパウロの喜びが伝わってきます。

唄野 隆




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