エペソ書 6章
「終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。」
(エペソ 6:10)
パウロは、“主は、御霊に満たされ、互いに語り、ともに主を仰ぎ賛美する交わり、キリストを尊んで互いに仕えあう交わりを与えてくださる、夫婦の間でもそういう交わりを育ててくださる”と語り、この交わりの原則を他の家族との間でも育てるように勧めます。子は親に従え、親は子を怒らすな、主の教育と訓戒によって育てよ、と命じます。昔は奴隷がいましたが、奴隷には、キリストに従うように主人に仕え、主人には奴隷にたいして同じようにせよ、と命じます。それぞれ、相手の人格を敬い、相手の神から与えられた神のかたち、つまり人格が完全に成長するのを助けるように、と言うのです。私たちの家庭にも、この、主の共同体形成原理が実現するように、祈り、つとめることの大切さを思います。しかし、それは人間的努力で生み出せるものではありません。御霊に満たされるところに生み出される交わりです。主はそういう交わりを生み出し育ててくださいますが、サタンはそれを破壊しようとしています。主にある共同体の形成は、闇の世界の支配者、サタンとの戦いの場なのです。ですから、パウロは言うのです。「終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身につけなさい。」神の武具は、真理、正義、平和、信仰、救い、神のことば、そして祈りです。御霊に満たされ、神の武具をつけて、立ちます。助けてください。と祈りました。
唄野 隆 |