聖書一日一章メッセージ集


ガラテヤ書 6章

「互いの重荷を負い合い、そのようにしてキリストの律法を全うしなさい。」

                     (ガラテヤ 6:2)

 パウロは、5章で「あなたがたは自由を与えられるために召されたのです。ただ、その自由を肉の働く機会としないで、愛をもって互いに仕えなさい。」(5:13)と命じましたが、彼が肉というのは生まれつきの自己中心の性質で、それは不品行、好色、偶像礼拝、ねたみ、怒り、党派心、酩酊などを生み出します(5:19,20)。しかし、イエスさまを主と告白させてくださる御霊を受けたとき、御霊は愛、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制などを生み出してくださいます(5:22,23)。そしてイエスさまがお与えになったただ一つの戒め「互いに愛しあいなさい」(ヨハネ13:34)に従って歩むように導いてくださいます。イエスさまの愛の中に生きるからです(ヨハネ15:12)。パウロもここで「だれかがあやまちに陥ったなら、御霊の人であるあなたがたは、柔和な心でその人を正してあげなさい。また自分自身も誘惑に陥らないように気をつけなさい。互いの重荷を負い合い、そのようにしてキリストの律法を全うしなさい。」と命じ、「みことばを教えられる人は、教える人とすべての良いものを分け合いなさい。」と勧め、「私たちは、機会のあるたびに、すべての人に対して、特に信仰の家族の人たちに善を行いましょう。」と言います。御霊は人の賞賛を求める自己中心の縄目から解き放ち、愛に生きる自由、人々との間に信頼と愛に満ちた交わりを造り出し育てて生きる自由を与えてくださるのです。感謝です。

唄野 隆



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