聖書一日一章メッセージ集


2コリント 13章

「私たちはあなたがたが完全な者になることを祈っています。」

                   (2コリント 13:9)

 パウロは「私があなたがたのところへ行くのはこれで三度目です。」と書いています。パウロは第一次伝道旅行のとき、コリントでプリスキラとアクラの家に同居して伝道し、その結果、コリントの教会が生まれました。彼がコリントを離れてしばらくたつと、教会に分派、対立や不品行など色々な問題が発生し、そのことを案じた彼は再びコリントを訪ね、厳しい指導を与えましたが、教会は従わず、パウロは悲しみを抱いて離れた、ようです。しかし、その後、教会は悔改め、そのことをテトスから聞いて、パウロは喜びに溢れてこの手紙を書きました。そして、間もなく三度目のコリント訪問に出かけると書きました。彼はコリント教会の悔改めを喜びましたが、コリントの教会には、まだ、悔改めず、パウロが使徒であることを否定する者たちがいました。そういう人たちに、パウロは、コリントの教会には愛をもって、穏やかに接してきたがキリストの権威を受け入れない者には容赦なく厳しく立ち向かうと、宣言します。教会には主によって牧師や役員が立てられます。そういう人々には、彼らを立たせているキリストの故に従うことが必要です。そのときその教会には愛と平和が満ち溢れます。教会の主はキリストだからです。ですから、パウロはコリントの教会に、「終わりに兄弟たち。喜びなさい。完全な者になりなさい。慰めを受けなさい。一つ心になりなさい。平和を保ちなさい。そうすれば、愛と平和の神はあなたがたとともにいてくださいます。」と勧めるのです。私たちも彼の勧めをしっかり受け止めたいと思います。

唄野 隆



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