聖書一日一章メッセージ集


1コリント 7章

「あなたがたは、代価をもって買われたのです。人間の奴隷となってはいけません。兄弟たち。おのおの召されたときのままの状態で、神の御前にいなさい。」

                 (1コリント 7:23,24)

 コリントの教会の罪を責めたパウロは、今度は、結婚について語ります。「男が女に触れないのは善いことです。」と異性に心を奪われない生活を高く評価しながら、「情の燃えるよりは、結婚するほうがよい。」と人間の弱さを認め、「不品行を避けるために」結婚するように勧めます。そして、“結婚すれば、相手を第一に考えよ、相手を超える関係は主との関係だけだ”と語ります。パウロは、規則に縛られた窮屈な生活を強いるのではなく、自分の弱さを認めながら、その中で、主を喜びその御栄光を現わす自由な生き方を求めるように、勧めるのです。結婚生活ではいろいろな問題が生じることを認めつつ、そのときも、すべて主の御手の中にあることを信じ、受け入れて、そのときの状態のままで、主のみこころをたずね求めるべきことを勧めます。そこに、この世の生活すべてに通じる、パウロの基本姿勢が示されています。「あなたがたは、代価をもって買われたのです。人間の奴隷となってはいけません。兄弟たち。おのおの召されたときのままの状態で、神の御前にいなさい。」 “この世の状態はすべてこの世だけのもの、永遠的なものではない、私たちは、キリストの血という尊い代価を払って主のものとされ、永遠の祝福を約束された者なのだ、だからこの世の状態に捕らわれず、主だけを見上げて歩め”というのです。「そうします。お導きください。主よ。」と祈りました。

唄野 隆



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