聖書一日一章メッセージ集


                       ルカ 11章

「求める人たちに、どうして聖霊を下さらないことがありましょう。」

                      (ルカ 11:13)

イエスさまが祈っておられるのを見た弟子たちは、イエスさまの祈りの姿に感動したのでしょう、「私たちにも祈りを教えてください。」と願いました。イエスさまは「主の祈り」を教えられました。主の御名があがめられ、主の御国が来、主のみこころが行われることを求め、その祈りが答えられる中で、自分たちも幸いにあずかることを願い、自分たちもそれに答えて生きます、と決意を表明する祈りです。私たちは自分の願いを祈る者ですが、イエスさまは主の御栄光を求め、主を第一にするとき、自分たちも幸いを見出せるのだ、と教えられたのです。私もそういう祈りをする者にしていただきたいと思います。イエスさまは続けて、主に祈るときは切に求め続けるべきことを教えられましたが、切に求めるとき、私たちの要求が認められるということではなく、私たちにとって最善のものが与えられる、すなわち聖霊が与えられると言われたのです。聖霊はイエスさまを主と告白させる霊です(1コリント12:3)。切に祈り求めるとき、私たちはイエスさまを主とする者とされるのです。それが私たちを最も幸いな者とすることなのです。パリサイ人や律法学者は、人にほめられる宗教的な形を整えることを追求しますが、イエスさまはそういう外面を整えることではなく内面をきよめられることが大切だ、と言われます。私は、心の底から、主を愛し、主の御名があがめられ、主の喜ばれることを求める、主第一の生き方が身につくように祈り、聖霊をいただいて、「イエスは主なり。」と告白して生きる者とされることを求めます。

唄野 隆



top

© 2004-2012 Sakai Ohama Christ Church All rights reserved