ルカ 8章
「あなたがたに、神の国の奥義を知ることが許されているが、ほかの者には、たとえで話します。・・・このたとえの意味はこうです。」
(ルカ 8:10、11)
この章は、イエスさまが福音を伝えて回られたとき12弟子や女たちも連れて回られたことから始まります。主の福音の宣教は交わりの中で進められたのです。私たちも、交わりの中での福音宣教を大事にしたい、と思いました。交わりの中での働きは、その中で若いクリスチャンを育てる役割も果たします。イエスさまは、すべての人に福音が伝わるよう、だれでもわかり心に残るたとえをもって語られました。しかし、弟子たちにはその深い意味を、また実際生活にたいしてもつ意味を説明し、主の真理の深みを悟らせようとされました。私たちも、イエスさまの福音の深い意味を知り、主のご本心を悟るように、聖書を読むだけでなく、その深い真理を悟らせてくださるよう、先達たちの教えや経験にも目を向け、耳を開きつつも、主ご自身のお示しを聞くため、主の前に静まって、御霊の御導きを祈り求めます。イエスさまは、ことばで語り、教えられるだけでなく、奇跡を行って、主の救いの素晴らしさを示されました。嵐を恐れていた弟子たちには、風と波とを鎮めて安らぎを与え、多くの悪霊に捕らえられて孤独な生活に追いやられていた人から悪霊を追い出して正常な社会生活に立ち返らせ、主の証人としての使命を与え、長血をわずらい人目を恐れていた女の病を癒し、彼女を人前で自分の信仰を語れるようにされました。そして、ヤイロの娘を生き返らせて、イエスさまは死にも打ち勝つ救い主であることを示されました。イエスさまは素晴らしい救い主です。
唄野 隆 |