聖書一日一章メッセージ集


                       ルカ 7章

「あなたがたに言いますが、このようなりっぱな信仰は、イスラエルの中にも見たことがありません。」

                       (ルカ 7:9)

イエスさまは、しもべの病気を癒してくださるように求めてきたローマ軍の百人隊長が、おことばだけいただければしもべは癒されると言ったとき、彼の信仰を評価し、彼のしもべをことばだけで癒されました。一人息子を亡くしたやもめをごらんになったとき、彼女をかわいそうに思って、死んだ息子をよみがえらされました。イエスさまがメシヤだと証言しながら、その後のイエスさまの言行を理解しきれず、疑問を覚え、来たるべきお方はあなたですか、と聞いてきたヨハネには、イエスさまの言動の事実と聖書を照らし合わせて自分で判断するように導かれました。しかし、ヨハネを救い主の前に道を備える神の器だと高く評価されました。すなおにイエスさまのところへ来る者には、イエスさまはご自身の方から、愛をもって、高く評価し、恵みを与え、ねんごろに導かれます。しかし、神さまからの働きかけには目を閉じ、自分を固く守る者、自分の思うように相手が応じてくれることを求める人は、神さまの恵みを受けられない、とおっしゃいました。へりくだり、信じて、主の恵みを受ける者でありたいと思います。「なおき心を与えてください。」と祈りました。罪深い女が、イエスさまに感謝し、涙をもって足を洗い、愛と感謝をあらわしたとき、身分や立場や行動基準など人間側の要素を見るパリサイ人は、彼女の行動を受け入れるイエスさまを非難しましたが、イエスさまは、神さまとの関わりに目を向けるとき人を愛し生かすようになる、と言われました。

唄野 隆



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