ルカ 5章
「でも、おことばどおり、網をおろしてみましょう。」
(ルカ 5:5)
イエスさまがペテロに、深みに漕ぎ出して網を下ろすように、と言われたとき、ペテロは、夜通し働いて一匹も魚が取れなかった後のことでしたので、網を下ろしても何もとれないと思っていました。しかし漁師としての知識と経験にもかかわらず、イエスさまのおことばだから、と網を下ろしました。そのとき二艘の舟いっぱいの魚が取れました。イエスさまに何かきよい超自然的なものを感じて、「私から離れてください、私は罪人です。」と言うと、イエスさまは、“これからあなたは人をとるようになる”と言われました。弟子として召されたのです。全身、悪性の皮膚病で苦しんでいた人が、イエスさまに、「お心ひとつで、私はきよめていただけます。」と告白したとき、イエスさまは、「わたしの心だ。きよくなれ。」言って、彼を癒し、きよくされました。また、男たちが中風に悩まされていた人をイエスさまのところに連れてきたとき、イエスさまは彼らの信仰を見て、彼の罪を赦し、中風を癒されました。そのときの状況や、それについての自分の判断がどうあっても、イエスさまを信じ、そのみことばに従って、一歩ふみ出すと、素晴らしいことが起こるのです。そして神さまをほめたたえるようになります。しかし、パリサイ人や律法学者のように、イエスさまを信ぜず、イエスさまの言動に難癖をつける者たちは、何の祝福をも経験できませんでした。信じて従うことの大切さを思います。イエスさまは人目を避けて静かに祈ることを大切になさっていました。私も静まってイエスさまのみことばを聴こうと思います。
唄野 隆 |