今日の聖書一日一章からのメッセージです


2018年2月28日(水曜日)

堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       詩篇 136篇

「主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまで。」
            (詩篇 136:1)

今日の詩編は内容的には昨日の詩編と重なっています。賛美の中身は、“主が天地を創造された至高の神だということ、大国エジプトの手からイスラエルを救い出されたこと、イスラエルを荒野で養い、堕落したカナンの王たちを打ってその地をイスラエルの相続の地とされたこと、そして、カナンの地でイスラエルを守り、彼らが卑しめられたときも彼らを御心に留め、彼らを養い育てられたこと”でした。違うのは、昨日の詩編は、そのこと全体について賛美をささげているのに対し、今日の詩編は、主の恵みを一つづつ数え上げ、それぞれについて、「その恵みはとこしえまで。」と主に賛美をささげていることです。主のしてくださったことを一つ一つ具体的に意識し、思い巡らし、感謝し、賛美をささげているのです。人格的なかかわりでは、これは大事なことです。人間の世界でも、自分のしたことを一つ一つ評価し、感謝してくれる人と出会えば、どんなに心燃ゆる交わりを経験できることでしょうか。主にたいしても同じことが言えるのではないでしょうか。以前、瞑想運動のあるセミナーで、自分の生涯を7年ごとに分けて、その一時期ごとに半日ぐらい時間をかけてじっくり思い巡らし、そのときは気づいていなかった主のお働きに目を向けるという作業をしたことがあります。それは自分に注がれた主の恵みの広さと深さにどんなに大きく目を開かせてくれたことでしょうか。これからも主の恵みを一つ一つ思い出して感謝し賛美しよう、と思います。

                           唄野隆



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