今日の聖書一日一章からのメッセージです


2018年3月2日(金曜日)

堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       詩篇 138篇

「主よ。地のすべての王たちは、あなたに感謝しましょう。彼らがあなたの口のみことばを聞いたからです。」
            (詩篇 138:4)

詩人は、「私は心を尽くしてあなたに感謝します。」と主を賛美しました。そして、「あなたは、ご自分のすべての御名のゆえに、あなたのみことばを高く上げられたからです。」と告白し、「私が呼んだその日にあなたは私に答え、私のたましいに力を与えて強くされました。」と感謝しました。私たちは、“これこれのことで困っているから、そこから救い出してください”と祈り、そのとおりになると感謝し、そうならないと“主は聞いてくれない”と不信感を抱き、自分の願うように助けてくれそうなもの、つまり偶像に心を向ける傾向があります。しかし、この詩人は、“まず主があがめられ、主のみことばが仰がれるとき主の御支配が明らかになる、それは私たちが願ったものとは異なることも多いが、それをじっと見つめる者には、私が叫び求めたその日に主が応えてくださっていたのだ、とわかる救いだ”と歌いました。私の願いが実現することによってではなく、主の御名があがめられ、主のみことばが大切にされるところで、私たちが救われている、主の大きな恵みと守りの世界がわかり、感謝が満ち溢れるのです。“そのことを地のすべての王たちも知り、主に感謝するようになる、彼らも主のみことばを聞き、主の道は、主が主であられ、そこでは、低い者も顧みられ、苦しみの中を歩むも者も、自分は主に生かされていると悟り、主が自分に関わるすべてのことを成し遂げてくださるのだ”と歌う詩人の賛美に、私も心からアーメンと唱和します。

唄野隆



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