今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      イザヤ書 10章

「その日になると、イスラエルの残りの者、ヤコブの家ののがれた者は、もう再び、自分を打つ者にたよらず、イスラエルの聖なる方、主に、まことをもって、たよる。」
         (イザヤ書 10:20)
 
 ユダは、アラム・イスラエル連合に加わるように脅されたとき、その誘いを退け、アッシリヤに頼りました。アッシリヤは、アラムを滅ぼし、イスラエルを侵しました。そのとき、イザヤは苦しみにあったガリラヤの民に主の光の福音を語りましたが、イスラエルの権力者たちは、弱い者を虐げ自分たちを益する不義の法律を定め、災いを招く政治を行いました。そういう者たちを罰するために主はアッシリヤを送られました。しかし、アッシリヤ自身は主を認めず、自分たちの力で国々を支配するのだと思っていました。“カルノやカルケミシュ、ハマテやアルパデ、ダマスコを滅ぼしたと同じように、サマリヤを破壊し、エルサレムを打つ”と高言しました。“そんなアッシリヤを主は打ち、彼の高慢をさばかれる、杖はそれを使う人に向かって高ぶることはできない、さばきの道具としてお用いになる主に向かって道具に過ぎないアッシリヤが高ぶることは許されない”とイザヤは語り、「その日になると、イスラエルの残りの者、ヤコブの家ののがれた者は、もう再び、自分を打つ者にたよらず、イスラエルの聖なる方、主にたよる。」と預言しました。これからしばらく後、アッシリヤ軍がユダの町々に襲いかかったとき、ユダは主に頼り、アッシリヤ軍は主に打たれ、18万5千の死体を放置して退却しました(2列王19:35)。アッシリヤに頼ることをやめ主に頼ったユダは救われたのです。

                           唄野隆



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