聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 イザヤ書 4章 「その日、主の若枝は、麗しく、栄光に輝き、地の実は、イスラエルの逃れた者の威光と飾りになる。」 (イザヤ書 4:2) 1節の「その日」は2:2の「終わりの日」のことです。2章ではヤコブの家に対するさばき、3章では指導者たちへのさばきが語られ、3章の終わりから4章の前半部分ではシオンの娘たちにたいするさばきが語られました。“シオンの娘たちは、色目をつかい、身を飾って、男の気をひき、贅沢の限りを尽くすが、それらすべてが奪い去られ、体も損なわれる、男たちは戦争で多く死に、目を向けてもらえる男がいなくなる、一人の男に七人の女が、世話にならなくてもよい、ただあなたと結婚しているということにしてくれるだけでよい、と言い寄っても、聞いてもらえない”、と言うのです。何とも厳しいさばきです。自分の力を誇示し、自分の欲望を満たすことを求める者の目からはそうです。しかし、主の救いに目を留める者にとっては、「主の若枝は、麗しく、栄光に輝き、地の実は、イスラエルの逃れた者の威光と飾りになる」日、救いときよめの日です。救い主が現われ、エルサレムに残った主を信頼する者は、主の聖なる者として主に受け入れられるのです。主は、残された主の民を「さばきの霊と焼き尽くす霊によって」汚れを洗いきよめ、「シオンの山のすべての場所とその会合の上に、昼は雲、夜は煙と燃える火の輝きとを創造され」ます。それは彼らの住む所、彼らの誇りを満たすための大伽藍ではなく、主が臨在される彼らの仮庵、暑さや雨風に苦しむ者たちの避け所、隠れ家となります。私たちの教会もそうなるよう、祈り、励もう、と思います。 唄野隆 |