聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       イザヤ書 2章

「来たれ。ヤコブの家よ。私たちも主の光に歩もう。」
            (イザヤ書 2:5)
 
ユダとエルサレムについて主からイザヤに示された預言のことばです。「終わりの日に、主の家の山は、山々の頂に堅く立ち、丘々よりもそびえ立ち、すべての国々がそこに流れてくる。」に続いて、“終わりの日には、エルサレムが高められ、諸国民がそこに来て、主の教えを求め、主のさばきを受け入れる、それは平和の道だ”ということが語られます。失敗した者には、主が自分に与えられる自分ほんらいの姿を見せていただくこと以上に大きな励ましはありません。ですから、主は、エルサレムにエルサレム本来の姿を見せてくださったのです。現実のエルサレムはそうではありませんでした。主に捨てられた町でした。彼らの罪のためでした。エルサレムには外国の占い師がいっぱいで、彼らによって偶像礼拝がいきわたっていました。外交・貿易の成功で経済的には繁栄し、多くの外国人が来て住み、金銀に満ち溢れ、財宝がいっぱいで、馬や戦車などの軍事力も十分でした。そこでは、富があがめられ、人間は貶められていました。こういう国は栄えているように見えても、やがて滅びます。主の恐るべき日が突然、臨み、彼らの誇りとする城壁や外洋航行船が一夜にして失われます。「高慢な者は低くされ、主おひとりだけが高められる。」のです。すべての偽りの神々は消えうせ、苦痛の中で人々は今まで崇めていた偶像を投げ捨て、隠れ場を求め、岩の裂け目を捜す日が来ます。しかし、主は、私たちに救いの御手を伸べておられます。「主よ。偶像を捨て、あなただけを信じます。お救いください。」と祈りました。

                           唄野隆



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