聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       イザヤ書 1章

「たとい、あなたがたの罪が緋のように赤くても、雪のように白くなる。たとい、紅のように赤くても羊の毛のようになる。」
           (イザヤ書 1:18)
 
アモツの子イザヤはユダの王ウジヤの時代に主の預言者として召され、ウジヤ、ヨタム、アハズ、ヒゼキヤと4代の王に主の預言を語り伝えた預言者です。全世界また後々の世にまで及ぶ壮大な視野を持ちながら、その時々の具体的な出来事を前にして、王や民に率直に語りかけた預言者でした。預言者とは、これから先のことを予言する人ということではなく、主のみことばを預かって語る人という意味です。彼は、「天よ、聞け。地も耳を傾けよ。主が語られるからだ。」と語りかけました。彼の預言のエッセンスは、“主はイスラエルを愛をもって育てたのに、彼らは主を捨てた。悔い改めて主に立ち返れ”ということでした。2節に「子らはわたしが大きくし、育てた。しかし、彼らはわたしに逆らった。」と言われているとおりです。彼らは宗教的でなかったわけではありません。むしろ礼拝やささげ物には熱心でした。しかしそれは主に自分たちを認めさせようとする自己主張によるもので、主のみ声を聞き主に従うことを喜ぶものではありませんでした。こういう人々を、しかし、主は見捨てず、彼らを本当に主を信じ、主を愛し、主に従う者に造り変えようと決心し、そうしはじめてくださったのです。「たとい、あなたがたの罪が緋のように赤くても、雪のように白くなる。たとい、紅のように赤くても羊の毛のようになる。」というイザヤの預言は、その主の固い決意を示しています。「主よ。感謝します。あなたの救いを成就してください。」と祈りました。

                           唄野隆



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