聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                         雅歌 7章

「私は、私の愛する方のもの。あの方は私を恋い慕う。・・・私の愛する方よ。これはあなたのためにたくわえたものです。」
         (雅歌 7:10,13)
 
ここで、ソロモンは続けて愛する娘を喜びたたえる歌を歌います。「高貴な人の娘よ。サンダルの中のあなたの足はなんと美しいことよ。あなたの丸みを帯びたももは、名人の手で作られた飾りのようだ。あなたのほぞは、混ぜ合わせたぶどう酒の尽きることのない丸い杯。あなたの腹は、ゆりの花で囲まれた小麦の山。」さらに乳房、首、目、鼻、頭、髪、と彼女の美しいからだをほめそやします。しかし、ソロモンの賛美は彼女の肉体の美しさから、だんだんと内面の魅力に移っていきます。「ああ、慰めに満ちた愛よ。」と彼女の愛を喜び歌い、「あなたのことばは、良いぶどう酒のようだ。私の愛に対して、なめらかに流れる。」と彼女との愛の交歓を喜びます。それに対して、娘は、「私は、私の愛する方のもの。あの方は私を恋い慕う。」と、彼が自分を愛してくれていることを喜び歌います。愛されていることを知ることによって、彼女はどんなに大きな喜びと力を与えられたことでしょう。私たちも、主に愛されていることを知るとき、生きる喜びと力を覚えます。その語らいの中から、彼女は、彼を美しい野に誘い、そこで自分の愛をささげると申し出ます。そして、「恋なすびは、かおりを放ち、私たちの門のそばには、新しいのも、古いのも、最上の物があります。私の愛する方よ。これはあなたのためにたくわえたものです。」と言います。彼女は彼のために最上のものをささげたのです。私も、主の愛を示されました。私も、私自身を主にささげます。

                           唄野隆



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