聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                         雅歌 5章

「私の愛する方は、輝いて、・・・。エルサレムの娘たち。これが私の愛する方、これが私の連れ合いです。」
             (雅歌 5:16)
 
ソロモンは結婚式を終え、王妃となった娘を王宮の庭に招き、また多くの友も招いて宴会を開いたようです。そのとき、娘は、羊飼いの若者が訪ねてきたのに、ぐずぐずして、彼が去り、その彼を追って夜の街をさまよった夢のことを歌いました。“日が暮れ、私は水浴をすませ、寝巻きに着替えて、床についた。その後、若者が訪ねてきて、「わが妹。わが愛する者よ。戸をあけておくれ。」と言った、私はすでに足を洗い、着物を脱いでしまっていた、このままでは出られない、とぐずぐずしていると、彼は行ってしまった、私は彼を捜しに夜の町に出たが、若い娘が夜の町をさ迷い歩くのは危い、私は傷つけられ、着物をはぎ取られた。”彼女の歌を聞きながら、信仰の世界でも、自分の都合を優先し、主に従うことを後回しにして、大きな損失をこうむることがあると気づきました。また愛する若者を捜し求める彼女を見て、エルサレムの娘たちが“そんなにまで捜すとは、あなたの愛する方は、ほかの愛人より何がすぐれているのですか”と聞いたとき、彼女がことばを尽くして彼をほめそやし、「エルサレムの娘たち。これが私の愛する方、これが私の連れ合いです。」と誇らかに応えたことに心が惹かれました。昔、安藤仲一先生が「『あなたの信じている主はどんな方ですか』と聞かれたら、『私の信じている主はご真実な方です』と答えます。」と喜びに満ちて話されたのを聞いたことがありましたが、イエスさまのことをこのように告白できる人は幸いです。

                           唄野隆



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